2015年3月11日水曜日

エフエム日記3月11日


















昨日の風が、

まだ吹き止まない気仙沼。

朝から暴風警報発令中です。

昨日は交通機関にも大きな影響が出て、

通勤通学に影響が出たとのこと、

実は、

昨日、朝の松岩も混雑して車が動かない時間帯がありました。

国道や県道が大雨のため冠水したのが原因でした。





さて今日は、一転しておひさまが顔を見せています。

でも、GOODDAYが始まる頃にになってもなかなか気温が上がりません。




3月の気候は三寒四温・・・。

時には思いがけない雪模様になったり!

今朝は、

雪が積もった車で出勤してきた私です。






さて、震災から4年の今日、

気仙沼市では、

午後2時45分から

東日本大震災で犠牲になった方々の「追悼式」が行われました。

式では、

黙とうに続いて内閣総理大臣式辞、

天皇のおことばをいただいた後

参列者全員で献花を行いました。





















気仙沼市の死者数は1042人、

行方不明の方は225人いらっしゃいます。

毎月11日には、気仙沼警察署の合同捜索が行われています。




私たちは

悲しみを胸に抱きつつ、

今日を節目にまた歩みを進めます。

悲しみや辛さの中に一筋の光が灯りますように。





追悼式には、

仕事を休んで式典に参加された方も少なくないようです。

お知り合いも、

「この日は特別」

「静かに過ごしたい」と話していました。

また、式典には参加せず、

以前自宅があった場所で祈りをささげるという方もいらっしゃいます。


それぞれの思いよ、天に届け  と願わずにはいられません。



にじなまでは、

総合体育館で取材を担当する菅原克彦と電話を繋いで、

会場の様子を伝え、

4回目の追悼式を追いました。


番組中2時45分には一斉黙とうの時間を設けました。

ご協力いただきましてありがとうございました。




また本日は、けせんぬまさいがいエフエム、午後5時より、

「追悼式」の様子を放送予定です。

是非お聴きください。



午後4時からは、

臨災ネットワーク制作の

「特別番組ラジオから伝えたい思い~東日本大震災から4年~」

を放送予定です。





今日で4年の節目を迎えますが、

人々が互いに助け合い励まし合うことができるようでありたい、

行政と民間が一緒にすすんでいける気仙沼でありたいと思います。






さて、GOODDAY気仙沼では、

大島の水上俊光(みずかみ としてる)さんと電話を繫ぎました。

今日3月11日に思いをはせられ、

当時のさまざまな苦労を思い出して、切ない気持ちになること、

仮設住宅で苦労されている方を思うと辛い気持ちになると話されました。


けれどその後、

偶然に巡り合いで「蕎麦」を育て始めた事を教えてくれました。

その偶然は、

以前から行き来のあった東北福祉大学・客員教授の成田先生が、

リフト乗り場周辺で摘んだ白い花を咲かせた蕎麦!!!!





片手に握った花束は紛れもなく蕎麦で本当に驚かれたようです。



でも、なぜ、震災がれき重なる大地にと不思議だったそうですが、

おそらく、

蕎麦がら枕からこぼれたものが発芽して花を咲かせたのでは、

と考えたそうです。


塩害にも強い蕎麦の栽培を勧めれた水上さんでしたが、

なかなか、腰を上げる気持ちにならなかったそうです。


そんな水上さんの背中を押してくれたのは、

皆さんが後に不二の里と呼ぶ畑に先生が植えた蕎麦の成長だったそうです。

2・3日おきに見に行ってみると、

以前よりぐんと成長した蕎麦が迎えてくれたそうです。

そして、3週間ほどで、白い花を見たときは、

美しさにみとれ、「蕎麦」をやってみようと思ったんだそうです。


畑作りは、

がれき処理のボランティアで訪れていた、

関西大学教授の長峯先生と学生たちが手伝ってくれたんだそうです。

がれきの片付けと並行して

畑仕事を手伝い待望の蕎麦が出来たんだそうですよ。



昭和20年までは、

大島でも作っていた蕎麦!

待望の復活になったのですね~。


大島小学校での体験学習の講師も、また再任され

忙しくなるけど、

楽しいし喜んでもらえるのでまた続けていきます。

蕎麦の花の花見がともいいんですよと元気なお声を聞かせてくれました。





うっすらと日差しが届き強い風が吹きつける今日、

震災から4年の節目に、

なおさら

市民の皆さまに寄り添った放送をお届けしたいと

気持ちを新たしました。







GOODDAYけせんぬま   横田真美子

にじなま            佐藤梨華&藤村陽子

追悼式会場取材       菅原克彦



ブログは横田が担当しました。
































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